清五郎潟(天寿園より)

「新潟市潟めぐりスタンプラリー」に参加してきました

新潟県新潟市では、2017年7月15日から11月30日にかけて「潟めぐりスタンプラリー」というイベントが実施されています。

たまたま福島潟という潟へ行ったときに気がついたのですが、車にドライブレコーダーを取り付けたばかりということもあり、動作確認を兼ねて参加してきました。

そもそも潟めぐりスタンプラリーとは?

新潟市内には、結構多くの潟や池が存在します。

このスタンプラリーでは、その潟や池に設置された19個のスタンプを集めてまわる、というイベントです。
一部のスタンプは関連した施設に設置されていることもあります。

スタンプ台にマップが付いたパンフレットがありますし、新潟市のwebサイトからも見ることができますので、詳しくはそちらのパンフレットを見て頂いた方が良いかと思います。

スタンプの数は19個ありますが、一つの潟に2つのスタンプがある場所もあるため、実際にまわる箇所は少なくなります。

僕は全てコンプリートするのに2日かかりましたので、1日では無理かと思います。
ただ、一部のスタンプを除き、殆どは屋外に設置されているため、早朝・深夜に関わらず押すことはできます。
観光を一切しないとか、早朝から夜中までまわるとか、そういったことをすれば1日でまわりきれるかと思いますが、住宅地の中にあるような潟もあるため近所迷惑になりかねないですし、なによりこのスタンプラリーの本来の趣旨とはかけ離れた行動かと思いますので、自重しました。

以下、スタンプラリー巡りの記録です。

※実際にまわった順番ではなく、スタンプラリーの番号順に掲載しています。

潟めぐりの記録

福島潟(1番〜3番)

福島潟
福島潟

新潟市北区(旧豊栄市)方面にお住まいの方にはお馴染みの福島潟です。

しょっぱなから潟の写真を撮り忘れてしまいましたが、写真は福島潟の側に立っている観光施設「ビュー福島潟」です。

福島潟には国の天然記念物「オオヒシクイ」が飛来することや、「オニバス」という植物が自生していることで有名です。

昔はもっと広く、水害なども発生していたようですが、排水機の整備など治水対策が進んだために、現在ではあまり水害は起きていないらしいです。

実は私も、この旧豊栄市で生まれたものでして、小学校や中学校の時には社会見学などでよくこの福島潟に来ていた思い出があります。

スタンプ/車でのアクセスに関して

スタンプはこの「ビュー福島潟」に1番が、福島潟内にある「潟来亭」に2番が、そして福島潟から車で5分ほど離れたところにある、「北区郷土博物館」に3番があります。

1番に関してはビュー福島潟の館内(1階ロビー内)にあるため、休館日(毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始)を除く、9時から17時までの間でしかスタンプは押せません。
入館料は4階以上に入る場合にのみ必要ですので、スタンプを押すだけなら入館料は必要ありませんが、せっかくなので屋上まで上がることをオススメします。福島潟が一望できますよ。
無料駐車場があり、ビュー福島潟の閉館中でも常時開放されていますので、福島潟にのみ訪れたい場合でも利用することができます。カーナビには住所である「新潟市北区前新田乙493」を入れるか、施設名そのままで「ビュー福島潟」で設定できるかと思います。

2番は福島潟の入り口から歩いてすぐのところにある、ヨシ葺き屋根の建物です。こちらも営業時間はビュー福島潟と同様ですが、スタンプは屋外に設置されているため、閉館中でも押すことができます。
駐車場はビュー福島潟の駐車場を利用することになりますので、カーナビ等の設定は前述しましたビュー福島潟の通りで問題ありません。

3番は北区郷土博物館の入り口に設置されています。屋外にあるため、閉館中でもスタンプは押すことができます。無料駐車場が併設されていますが、こちらも(知る限りでは)施錠などはされず、常置解放されているようですので、閉館中も車で訪れることは可能です。カーナビは住所である「新潟市北区嘉山3452」で設定できるかと思います。施設名は何度か変更されているので、もしかすると古いカーナビだと出てこないかもしれません。
こちらの北区郷土博物館も入場料は無料ですし、資料数も結構多く展示されていますので、ぜひ開館中に訪れて内部もご覧になることをオススメします。

十二潟(4番)

十二潟
十二潟

三日月の形をした潟「十二潟」です。

パンフレットや現地に設置されている案内板によると、かつては蛇行した阿賀野川の本流の一部だったため、このような形になっているとのことです。
十二潟内には希少な浮遊植物であるアサザやガガブタをはじめ、ヤガミスゲやヤナギ科のアカメヤナギなども確認されていて、特にアサザは新潟県内最大の群落を形成しているとのことでした。

十二潟案内板
十二潟案内板

こちらの十二潟はまだ私有地の部分が多く、自然保護のために地元の環境保護団体が買取を進めている、との看板も立っていました。

スタンプ/車でのアクセスに関して

車を止めるスペースはあります。この場所にスタンプや観察用のデッキ、案内板などもあるので、十二潟のメインの場所なのだと思います。
カーナビの設定は「新潟市北区灰塚1343」で問題ないかと思いますが、狭い道が多く、どこで曲がるかが分かりづらいかもしれません。特に案内看板も見落としやすく、かつパンフレットの地図も少し分かりにくいです。道に迷ってしまい住宅街の狭い路地に入り込んでしまうかもしれませんので、安全運転で行きましょう。特に近所の方の敷地に入らないように!(新潟って、道なのか住宅の敷地なのか分かりにくい場所多くないですか?)

前述しましたが、十二潟自体は私有地の部分も多いので、車を止められるスペース以外に駐車したり、観察場所ではない場所から潟を観察するのは止めた方が良いと思います。

特に営業時間等はありませんので、スタンプはいつでも押すことができます。

松浜の池/ひょうたん池(5番)

松浜の池(ひょうたん池)
松浜の池(ひょうたん池)

松浜の池こと、ひょうたん池です。
地元の人はどちらかというとひょうたん池と呼ぶことの方が多いかもしれません。
現に案内看板には「松浜のオアシス ひょうたん池(松浜の池)」と書いてあるくらいですし……

日本海にかなり近く、砂丘地の一部に湧き水が溜まることによってできている池のようです。
写真からも分かるとおり、奥の方に砂地が見えます。

松浜の池 案内看板
松浜の池 案内看板

案内看板によると、たびたび形を変えているらしく、変異する池の様子が航空写真で掲載されています。
また、この浜松の池では、県内では絶滅したとされていたオオモノサシトンボや、絶滅が危惧されているオオセスジイトトンボなども確認されている、とのことです。

松浜の池周辺
松浜の池周辺

池の入り口から近くまで降りることができ、かなり近づくことができます。
(写真は、その降りた場所から池の入口方面を撮影したものです)

松浜の池 奥
松浜の池 奥地

写真の通りコンクリートで固められた部分があり、さらにその奥は砂地となっており、一応道がありました。
なのでこの池を一周することもできるかと思いますが、進んで良い道なのか判断が付かなかったので、コンクリート部分にしか立ち入っていません。

スタンプ/車でのアクセスに関して

パンフレットを見る限り、駐車場(というより停車場?)はあるはずなのですが、正直よく分かりませんでした。
隣のヤマサ装工さんの敷地内には駐車してはいけない、というのは分かるのですが、じゃあその近く(地図だと下)に停車場所があるはず……と思って探してみても、それっぽい場所が無いんですよね。
ヤマサ装工さんのすぐ隣が新潟市の市有地のようでしたので、一応その市有地に停めたのですが、車1台分のスペースしかない状態でした。
僕が気がつかなかっただけで他に停車できるスペースがあるのかもしれませんが、もし他に停車する場所が無いようでしたら、既に他の車で埋まっている可能性もありますので、自転車やバイクといった駐車場所にあまり困らない乗り物で行くか、タクシーかバスを使うか(最寄りのバス停は空港・松浜線の「松浜小学校前」で、バス停から松浜の池までは徒歩約8分です)、他に誰もいないだろう時間を狙っていくか……ですかね。

車で行く場合、カーナビの設定は「新潟市北区松浜みなと7-8」で問題ないかと思います。何故かちょっと遠回りの道で案内されましたが、一応無事にたどり着けました、住宅街の中を通りますし、坂道もあるので安全に十分注意してください。

スタンプは池の入り口、案内看板の横にあります。屋外ですので、いつでも押すことができます。

じゅんさい池公園(6番/7番)

じゅんさい池公園
じゅんさい池公園 西池

こちらも新潟市民にとってはお馴染みの「じゅんさい池公園」です。
東池と西池という、2つの池が隣接してできている公園です。
駐車場は東池の方にしかありませんが、西池までも公園内を歩いて向かうことができます。

平日の昼間に行きましたが、ランニングをしている人や犬の散歩をしている人、写真撮影をしている人で賑わっていました。

名前の通りじゅんさいが水中に自生していることから、じゅんさい池公園と名付けられたそうです。

じゅんさい池公園 ホタルの里
じゅんさい池公園 ホタルの里

園内には「ホタルの里」というホタルの人工飼育エリアがあり、こちらで写真撮影をしている方が多くいました。
訪れたときはホタルのシーズンではなかったのですが、一体何を目当てに撮影していたんでしょうか……?

スタンプ/車でのアクセスに関して

スタンプは東池と西池、両方に1ずつあります。
6番の西池は、東池方面から歩いて行くと現れる東屋の中に、7番の東池は、駐車場から公園内に向けて歩いて行くと現れる東屋の中にそれぞれあります。
車で行くと、スタンプに出会う順番が逆(7番が先)になりますので、押し間違いに注意です。

前述した通り、駐車場は東池にしかないため、そちらに車を停めることになります。有名な公園なため案内看板も多く設置されており、道に迷うことはまずないと思います。カーナビの設定も「新潟市東区松園2-2-1」で問題ありませんでした。
ただし、駐車場は30台程度しかなく、休憩をするサラリーマンや写真撮影に来る人で、平日の昼間でも結構混雑します。
そのため、土日祝日はもちろん、桜やホタルのシーズンですと、混雑して駐車できない可能性があります。
一応こちらもバス停が近くにありますので、可能ならバス等で訪れた方が良いかもしれません。

スタンプは屋外ですのでいつでも押すことができます。駐車場は夜間でも解放されているらしいです。
地元の人曰く、なにやらこのじゅんさい池公園が自殺の名所だとかで心霊スポット扱いをされているらしいですが、実際に自殺をした人が多い、といった話は聞かない、とのことでした。
昼間は人も多いですし、鬱蒼として暗い場所があるという訳でもないのですし、最近は夜でもランニングをする人がいるらしので、誰とも会わないということはないそうです。
まあ、気になるようでしたらあまり遅い時間には行かないようにする位で良いかと思います。

8番〜15番は、次のページをご覧下さい。
16番〜19番は、3ページ目をご覧下さい。

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