さて、熊本旅行2日目です。
1日目と3日目は別記事にまとめておりますので、よろしければそれぞれご覧下さいませ。
水前寺成趣園(水前寺公園)
2日目は熊本市内で利用できる1日乗車券を購入しましたので、まずは市電で「水前寺成趣園(水前寺公園)」へ。
こちらの池は、震災の直後は水が干上がってしまったそうなのですが、訪れたときは既に写真のように水は復活していました。
水前寺公園は結構広く、また内部には神社もありまして、なかなか見所のある公園でした。
夏目漱石大江旧居(第3旧居)・ジェーンズ邸
次は夏目漱石の第3旧居、夏目漱石大江旧居へ。
熊本市のwebサイト(リンク切れ)によると、夏目漱石の生誕150年や来熊120年、没後100年を記念して特別に内部を公開している、とのことでしたが、そうとは知らずに行きました。
入場も無料でしたし、親切な案内の方が説明をして下さり、かなり良かったです。
(ちなみにこのときの案内のおじさんとは、また再会します)
この夏目漱石の第3旧居の隣には、ジェーンズ邸(日赤記念館)も本来はあるのですが、こちらは震災で完全に倒壊してしまっていました。
ジェーンズ邸も立て直す計画自体はあるそうなのですが、はやり熊本城が優先になってしばらくかかるのでは……というお話でした。
くまモンスクエア
ジェーンズ邸の後は、熊本市の中央に戻りまして、くまもんスクエアへ行きました。
ここ、くまモンスクエアは、その名の通りくまモンのオフィシャルショップのような場所です。
「営業部長」と肩書きのついたくまモンの席まで……
行ったときにくまモンはいなかったのですが、ときどきこちらにも訪れるそうですよ。
小泉八雲邸
くまモンスクエアの後は、すぐ近くにある小泉八雲の旧居へ。
こちら、この画像で見ると震災の影響をさほど受けていないように見えますが、実はこの小泉八雲邸の目の前の道路が通行止めになっていました。
というのも、この小泉八雲低の向かいに道路を挟んで立っているビルがかなりの被害を受けており、復旧が不可能と判断され、解体作業中のためにクレーン車などが多数作業をしていたためです。
小泉八雲邸にも入れないのかと思いましたが、隣の公園から出入りできました。
内部もかなり影響を受けていたようで、こちらの玄関とその1つ先の1部屋のみ立ち入ることが可能でした。
見える範囲にはあまり損害は無いようでしたが、はやり結構酷かったようです。
熊本城
さて、熊本と言えば熊本城ですね。
熊本の各地でもかなりの被害が確認できましたが、熊本城も例に漏れず非常に大きな被害を受けていると聞いていたため、覚悟して向かうことに。
遠くから見るとあまり大したことがないように見えますが、近づいてみると全くそんなことはなく。
石垣はかなりの部分で崩落が進んでおり、訪れたときは崩落した石を整理をしている作業をしているところでした。
(もう一度組み立てられるように、崩落した石を一度整理して並べ、番号をふってから再度組み立てるそうです)
熊本城の内部には立ち入ることができませんが、隣接している加藤清正を祀った加藤神社には行くことができ、そこが現時点で最も近くから熊本城を見ることが出来る場所かと思います。
加藤神社から見るとこのような感じに。
くまモンの絵が描かれたダルマと募金箱なども設置されていました。
熊本城の復興には数十億の費用がかかるとも言われているそうで、その年月も相当なものになるとのこと。もちろん震災からの復興は熊本城のみではなく、住民の生活に関わるものもあります(というかこれが最優先でしょう)。ただ、地元の方に話を伺うと、やはり「熊本城は熊本のシンボル」ということで、熊本城の早急な復興を望まれている気持ちがあると感じました。
さて、熊本城を外から見た後は、熊本城の周りを歩いてみることに。
熊本城の周辺には熊本大神宮という神社もあるのですが、そちらの神社には熊本城からの土砂や石垣が流れてきており、立入禁止に。
幸いにも本殿や社務所などは震災でも全壊することはなかったそうです。
周辺の歩道を歩いていても、次々と震災の爪痕を見ることができます。
駐車場もこの通り入り口が塞がっており、入ることが出来ない状態に。
夏目漱石内坪井旧居(第5旧居)
熊本城を見た後は、歩いて夏目漱石内坪井旧居へ向かいました。
ここは、夏目漱石が5回目に住んでいた家になります。写真の奥、園側にも漱石先生が座っていますね。
(前半で訪れた大江旧居は3回目ですね)
こちらも震災で大きな被害があったようで、庭園のみが公開の対象となっていました。写真の右下に緑色の柵が移っているかと思いますが、ここから先が立入禁止となっていました。
ちなみに、右端に写っている人影ですが、こちらが夏目漱石大江旧居で案内して頂いたおじさんです。まさかここで再開するとは……
周りも住宅街でこじんまりとした家で、住むのに良い感じの場所でした。(最も、当時と現在では大きく変わっているのでしょうが)
紅蘭亭
その後は、下通にある紅蘭亭へ。
こちらの紅蘭亭は、写真にある太平燕という料理で有名だそうです。
太平燕自体は中華料理ですが、日本国内ではほとんど熊本県内の中華料理店にしかないメニューだそうです。そのため、一種のご当地グルメとなっているのだとか。
ラーメンと同じ麺料理ですが、違うのは麺が春雨でできていることろ。そのため大変ヘルシーなのだとか。
味はもちろん大変美味しかったのですし、春雨と言うことで満腹になるか心配でしたがそれも十分で、さらに紅蘭亭の内装も良い感じで、大満足でした。
ぜひウチの近所の中華料理屋でも、太平燕を出して欲しいですね……
熊本県物産館
この時点で結構いい時間になっていたため、お土産を購入してホテルに戻ることに。
バスターミナルの近くにあった、こちらの熊本県物産館でお土産を購入しました。
結構多くのお土産が揃っていたので、基本的にコチラに立ち寄ればお土産は揃うかと思います。
金龍堂 まるぶん店 & こむらさき 本店
夕食は、熊本ラーメンのこむらさき本店へ行くことに。
こちらは上通商店街の少し先にあります。
バス停から上通り商店街を通っていると、とあるお店のシャッターが目に入りました。
どうやら「金龍堂 まるぶん店」という書店さんが、震災の影響で一時閉店しているようですが、そのシャッターにはたくさんのメッセージやイラスト、千羽鶴が。
お店の方が張られたと思われるお知らせの文にも、たくさんのメッセージが書き込まれていました。
こちらの金龍堂 まるぶん店さんは、軒先にある河童の銅像が有名な書店さんだそうです。
一時閉店中でしたので河童は見ることができませんでしたが、地元の方にとても愛されているお店だというのは感じました。
さて、そこからさらに歩いて、こむらさき本店へ。
こちらでは特製チャーシュー麺をいただきました。
こちらも大変美味しいラーメンでした。
といったところで、2日目はこれにて終了です。
3日目はほぼ帰るだけですので、ほとんどこれで今回の熊本旅行も終了ですが、また3日目に関しても別記事で書いていきたいと思いますので、よろしければぜひご覧くださいませ。
3日目(現在作成中)
※リンク切れのため、一部リンクを差し替えました。